紫葉 結唯 秀邑

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女将ブログ

エスコンフィールドで野球観戦!(1)

今回は仕入れのご相談で訪れた北の大地、北海道・札幌で、ちょっと寄り道を。

そう、ご存知の方は「おっっっ!」となる日本ハムファイターズの新球場、エスコンフィールドです。

あいにくの雨模様の平日にもかかわらず、セパ交流戦で熱いファンが多い広島戦ということもあり、2万5千人ほどのお客様がつめかけてました。

 

 

新しいので綺麗なのは当たり前ですが、この球場は今までの球場にない斬新なアイディアが盛りだくさん!! 日頃野球をあまり見ない私も、「ここは一度見たい!」と、今日から日ハムファンになり参戦してきました。

 

 

入口からビュースポットが多数
インスタ映え間違い無しのポイントは
どこも人・人・人!!!

 

 

日ハムのレジェンド、ダルビッシュ勇選手と大谷翔平選手がお出迎え。

 

 

本日のシートは3塁側のベンチ裏。
「んっ? なんで日ハムファンと言いながら3塁側?!」
野球にお詳しい方はホームの日本ハムファンは1塁側とご存知なので、「そっちはアウェイの広島側でしょう!」と仰りたい気持ちはわかります。

実は、ベンチのこの方の一挙手一投足が見たく、あえて3塁側にしたのです。

 

 

そう、新庄剛志監督!

阪神→ニューヨークメッツ→サンフランシスコ・ジャイアンツ→日本ハムファイターズと渡り歩き、引退の年には日本ハムをパリーグ優勝へと導いた功労者です。
色々と言動には賛否両論があるようですが、野球のセンスはもちろん、何よりファンや周囲を楽しませる事に長けた生粋のエンターテイナーです。
(「新庄劇場」と名うったパフォーマンスをホーム試合で毎回企画!)

 

 

昨年より監督に就任し、1年目は我慢のシーズンで最下位。
そして2年目の今年は新球場が誕生し期待値もあがる中、4月のスタートは心配されましたが、5月に入り順当に勝ち続けて順位も4位に急上昇! 交流戦に一番勢いよく入ってきました。

 
なんでしょう、日ハムのデータを見てると、勝手に親近感がわくんです(笑)
セパあわせて12球団中で選手の平均年齢が一番若い25歳(若さと勢いで勝負!)、新庄監督は今回日ハムでの監督就任が初めての監督経験(外からは色々言われますよね、、)

北海道という北の大地でやさしそうな牧歌的な選手が多い(経験が無い分、失敗すると落ち込み自信なさそうな顔、、)。その上でオープンしたての最新鋭、最高峰のスタジアムが舞台で周囲の期待値が高い。

 

 

旅館で言ったら、「ベテランの仲居さんがいない、若い子で異業種からの転職組が多く不安、女将は初めての経験、田舎の子たちでみんな素朴、施設は開業して間もない最上級。なのでレベルの底上げがとにかく必要!!」となるのでしょうか?

 

 

そんな事を思いながらはじめは見ておりましたが、日も暮れて天然芝がキラキラする頃にはすっかり球場のムードにのみこまれ、ついつい可愛い売り子さんへビールのオーダーを次々と。。

 

 

試合は惜しくも2-3で負けてしまいましたが、こんなにも球場での野球観戦が楽しいとは!
でも、エスコンフィールドの凄さはもっと深いんです。ボールパークとの所以たるところが随所に。
次回は、スタッフ目線でのスタジアムの裏側、そして野球と旅館のおもしろい共通点など、綴りたいと思います。

 

ビール売りの女の子に興味津々の女将

「○○さんから宿泊券いただきました!」のお声

昨日のお客様は、知人の方より『結唯 -YUI-』の宿泊券をプレゼントされたお客様。

実は最近地味に増えているんです、「○○さんから宿泊券いただきました!」のお電話。
 

 
一番はじめは、リピーターである某企業の社長様より夕食時にご相談をいただき。

「知り合いを招待したいんだけど宿泊券とかある?」という会話からはじまり、「はい、このようなご招待券をオンラインから購入可能ですよ」とご紹介したら、翌日になんと5組様分をご購入。
 

 
チェックアウトの際に「どなたをご招待されるんですか?!」とお尋ねしたら、「会社のイベントの賞品で使うんだよ! これもらったらお得意様びっくりするでしょ!(笑)」と。

 

どうも、他の会社さんの社長さんや役員さんが集まるイベントでお使いになるそうです。

 

そこから広がったのか、その際にご招待された方がご来館いただき、数組分をご購入をいただき。

勿論お伺いしました、「どのようなタイミングでお使いになられるのですか?」と。

そうしましたら、「いやぁ、ここいいじゃない。頑張ったら自分へのご褒美で泊まれるよ!って意味で、営業チームの成績優秀者のスタッフと奥様を招待してあげるんだよ!」とのご回答。

なんと羨ましい!! いやうちも見習ってスタッフに還元せねば…と深く反省。

 

その輪は広がり、次の方は「入社からお世話になった社長夫妻の結婚記念日に、スタッフからのお祝いとしてプレゼントで!」と心温まるお話を。実はそのご夫妻が今回のお客様でした。

 

誕生日に何をプレゼントしたら女将は喜ぶのか?と、スタッフ皆が試行錯誤して選んでくれた品々を眺めながら、嬉しくてビールを呑みながら涙した日を思い出します。

 

もはや、1枚の招待券から幸せの連鎖がはじまっているんです。
 

 

 

本当に嬉しいことです。

お越しになったお客様がリピートして頂くのも勿論嬉しいのですが、大切な方をご招待してでも結唯をご紹介いただける、そのお気持ちにただただ感動と感謝しかございません。

そのお気持ちを裏切らないよう、ご招待された方が最大限に最良なお時間をお過ごしいただけるよう、スタッフ一同精一杯のご準備をさせていただきます!

 

様々なシチュエーションで華を添える結唯のご招待券、ぜひ大切な方にお贈りしてはいかがでしょうか?

 

★オンライン購入ページはこちら
https://okuyugawara.shop-pro.jp/?mode=cate&csid=0&cbid=2515182
 

★★法人でのご購入のお客様へ

領収書等の発行、お客様への直接のご送付など、様々ご相談を承ります。(私はあまり詳しくはありませんが、少しばかり節税にもなるようです)。詳しくはメール等でお気軽にお尋ねくださいませ、当方の担当者よりご回答申し上げます。

メール https://okuyugawara.jp/contact.html

お電話 0465-63-6643

 

親戚よりいただくビール券が最高のご褒美の女将

秋田の母校で登壇!

実は昨年ある貴重な機会を頂きました。
そうなんです、まさか予想もしてなかった母校での登壇!!

キラキラした耀く目にたじろぎながら、100名近い生徒さんの前で、私達『結唯 -YUI-』が考える「おもてなし」についてお話させていただきました。

 

 

 

少しばかりお話の内容をお伝えいたします。
(注:少し長くなりますので、お時間が許すときにお読みください)

 


今、業界は凄いスピードで自動化、ロボット化へと舵をきっております。
人手不足のニュースを見ない日は無い!といったぐらい。我々の宿泊業界に限らず、各種の業界で問題になっていますので、当然と言えば当然ですね。
自動チェックイン機に自動配膳ロボット。

 

 

 

そして、自動運転も解禁されるでしょう。

 

 

フロントスタッフも、接客スタッフも、送迎スタッフも、10年後に仕事はあるんだろうか?!というぐらいの勢いです。

先日行った幕張のイベントでは、あまりにリアルで気づかず通り過ぎたあとに、後ろから「お姉さんどちらに行かれるんですか?」と声をかけられ、戻ってみると「戻ってきてくれたんですね!」と嬉しそうに話しかけれました。えっ、人でなくロボット?!

 

 

もはや観光地のお土産屋さんのおばちゃんも敵わないトーク力です。
さらに何度か前を行き来すると、毎回違う声がけ、そして時間軸がズレない会話の進め方に、ただただ唖然とするばかりの最新ロボットさん。
さらにちょっとかわいいし。。

 

さぁ困りました。こんな優秀なロボットや機械化が進んだら、接客業という仕事自体がなくなってしまいますね。
仕事のし過ぎでお姉さんも肌荒れを心配することもなくなってしまいます(笑)

 

ときおりそんなことを考えることもあるのですが、やっぱり違うのではないかと!

当然、合理化、効率化を求める部分には機械やロボットに頼るべきところは出てきますし、結唯としても率先して取り入れていきたいと思っておりますが、人の心を動かすのは、やはり人が発する熱量なんですね。

 

結唯では「便利=人以外によるサービス」が定説化する中で、人があえて必要とされる意味を考えるよう、スタッフには日々伝えています。
結唯にお越し頂くお客様は、都会にて豪華で綺羅びやかな世界感に日々身をおいていらっしゃる方も多く、また時間と携帯やパソコンからの多大な情報に追われていらっしゃいます。
あえて自然溢れる奥湯河原へエスケープされてきたときこそ、それらを一度忘れ、心から解放された時間をお過ごし頂くサポートをするのが私達の仕事だと考えてます。

 

「人が発する熱量」って不思議なもので、その熱量の度合いにより、ご満足度も必然的にあがってくるのです。特に「結唯」にお越しのお客様は、この「熱量」に吸い寄せられて通って頂いているのだと私は思ってます。

 

あっ、熱と言っても熱い冷たいではなく、その方(お客様)を思う気持ちの温度や深さのお話です!

 

「どのような経緯でいらしているのか?」「なぜ今回結唯を選ばれたのか?」
「お連れ様とは初めてのご旅行か?」「明日のご予定は?」
「お持ちの品に少し特徴があるけど何を意味してるんだろう?」「前回とお車変わった?」など、
お客様が事前に情報発信していないものを、ありとあらゆるタイミングから皆のセンサーの感度を最大にして察知するわけです。

 

送迎スタッフ、お迎えのスタッフ、お茶をご提供するスタッフ、調理場スタッフ、お部屋の片付けにお伺いするスタッフ等、みんな総動員です。
その上で小さいヒントを頼りに、さりげなく、先回りしたサービスをご提供するのが私達の「おもてなし」です。
これだけは、AIでも中々人の感度に追いつくにはまだまだ時間がかかると思います。

 

A地点からB地点へものを運ぶだけ、聞かれた事にネットで調べた情報をお伝えするだけ、飲み物をグラスに注ぐだけ、それらは間違いなく今後ロボットにとってかわられるでしょう。

そこに人が介在し付加価値を創造しないと、電池が切れるまで愚痴も言わず永遠に動き回るロボットには絶対に負けてしまいます。
私達はAIやロボットの進化と勝負しながら、人が創造する「おもてなし」を進化させ続けています。

 

人と人のコミュニケーションはこのコロナ渦で一度は希薄になりましたが、終息に伴い改めて見直されております。やはり、接客業という本来の仕事(おもてなし)は、決して無くならないと思ってます。

 

ぜひ、ロボットの問いかけでは得れない、人が人に発した熱量に、心から解放された時の最高のお客様の笑顔を見て欲しいと思います!! 今日はありがとうございました。

 


 

 

…と、かっこいい事を言ってきたものの、さて伝わったのかなぁ…と自問自答する日もありましたが、なんとなんと一つの答えが出たんです!

 

後日就職指導部の先生から 「ある生徒が先日のお話を聞いて、結唯さんに応募したいと言ってまして、大丈夫でしょうか?!」 との嬉しいご連絡が! 「是非!!」と即答したのは言うまでもありません。

 

その生徒さんが今年の春から現場で頑張ってくれてます。
まだまだ初心者マークをつけて先輩の後ろでちょっとびくびくしながらサポートしてますが、最高の笑顔だけは忘れずサーブするよう心がけてくれています。

リピーター様からも既に声をかけていただき、娘や孫のように可愛がっていただけているのは、彼女自身の「熱量」が強いからだと思います。
これから引き出しが増えるのがとても楽しみです。

 

改めて思うのは、やはり接客業は面白いということです。人が人の笑顔を引き出す。
彼女がお客様から指名いただき、次回の予約を帰り際にいただくようになったとき、ちょっと涙が出そうな気がしますが、トライ&エラーを繰り返し、頑張って充実した時間を過ごして欲しいと思います! ぜひ未来の女将に期待していてください。

 

 

自分のバッテリーを交換しようか悩む女将

 




結唯 -YUI- は箱根山麓 標高250mの山中に

結唯 -YUI- は標高250mの山の中
 
~段差と傾斜について〜
 
皆様には日頃のご愛顧を心より感謝申し上げます。
お陰様で、結唯をご指名いただきご来館されるお客様も大変増えてまいりました。
初めてご検討の方もいらっしゃると思いますので、結唯のロケーションを、少しご説明させていただきます。
箱根山麓の山の中、ドライブロードを抜けてくると、斜面に並ぶ和風の一棟貸しの和建築が印象的な当館がございます。
 
<標高>
約250m。これ以上高くなると雨から雪に変わります。
奥湯河原で雨の時、上の箱根の山々を見上げるとうっすらと白くなっている時が多いです。
お陰様で、奥湯河原ではよほどの大雪注意報が出ない限りは、雪対策は不要です。
 

 
<距離>
東京から約100km、お車で渋滞がなければ約90分ほどです。
(時折60分ほどで到着されるお客様もいらっしゃいますが、どうぞ小田原厚木道路の取り締まりにご注意くださいませ!)
湯河原に着いてからは海岸線から約7km、JR湯河原駅から約6km。
山の中と言いながら、海岸線から車で10分程度ですのでそれほどの距離ではございません。
 
結唯から車で更に20分程山道をあがりますと、標高724mの箱根・芦ノ湖に到着します。
奥湯河原と言いながら、奥箱根でもある不思議な土地です。
 
余談ですが、連泊のお客様にはMINIのオープンカーのレンタカーもご用意しております。
電車でお越しのお客様、セカンドカーとして奥様用にMINIをご検討のお客様、ぜひご試乗も兼ねてドライブをお楽しみくださいませ。
人気の御殿場アウトレットや三島スカイウォークまで1時間ほどのドライブで到着します!
 
■レンタカープラン
https://okuyugawara.jp/rental_car_plan.html
 
■三島スカイウォーク
https://mishima-skywalk.jp/
 
■御殿場アウトレット
https://www.premiumoutlets.co.jp/gotemba/
 

 
<傾斜地での建設>
結唯は、「県立奥湯河原自然公園」内にござます。
湯河原の町の中でも、奥地の一部が県立奥湯河原自然公園になりまして、ごくごく限られたエリアのみに「奥湯河原」の名称が使われております。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/f4y/hakone/yugawara.html
 
自然公園というぐらいなので、自然がとても豊かであるのですが、旅館を作るとなるとそれはそれは厳しい規制の中での建築となります。
紫葉の離れも計画から許可までで2年以上、建設まで含めると4年近い歳月がかかりました。
 
規制の中でも特に厳しいのが、 土地の地形をなるべく変えないこと 
それ故に傾斜地にそって建物を作る必要があるのですが、メリット・デメリットがございます。
 
メリットは建物の視界がズレるので、それぞれ眺めが良いこと。
高層建築にならずに、ひっそりとした落ち着いた雰囲気が作れること。
客室内も一部ステップフロアになり、異なる景色が楽しめる、などなど沢山あります。
 
デメリットは 段差や階段 がどうしても多くなること…
 
(離れ紫葉 回廊)

 
(離れ秀邑 入口)

 今回のテーマはこの「段差」のお話となります。
 
リピーター様は結唯のロケーションを気に入って頂いての再訪ですので、ご説明は不要かとは思いますが、初めてお越しの皆様よりお電話でお問合せいただいた際には、 「結唯は山の中にございます」 「敷地内でビル4階建て相当の傾斜地があります」 「段差や階段が他の施設より多くあります」 と敷地内の様子を事前にご案内申し上げております。
 
それでもご来館後に 「こんなに段差があるとは・・」「脚が悪く食事処まで行けない・・」 などお困りのお言葉を頂くことが、まれではありますがございます。
 
車椅子や杖、ご退院後に酸素ボンベをご持参頂きますお客様を、当日初めてお迎えし、初めてこの段差についてお知りになり驚かれる場合はなおさらに、もっと事前に結唯の様子をお伝えしておかなければ、といつも反省させられます。
お客様にとっても楽しみにしてこられたご旅行であるからこそ、そこにご不安やご不便をおかけしてしまうことは非常に心苦しい気持ちになります。
 
健常者の方にはなんということのない移動距離でも、お身体にご不自由がございますと、1段2段でもお辛いものです。
数分で移動できる距離が、20分、30分とお時間が必要となり、スタッフの手が限られる時間帯では十分なサポートが出来かねます。
 
ご来訪いただいたすべてのお客様にご満足いただきたい、との思いであるからこそ、こちら側がお客様にとってベストな状態でのお迎えすることが出来ないと思われる場合は、事前にしっかりと状況をご説明させていただき、時には、バリアフリー対応が素晴らしい他施設様をご紹介させていただくなどのご対応が必要とも思っております。
 
離れのプライベート時間を、大切なご家族、ご夫婦様でお過ごしになられる皆様には、できる限りのおもてなしでご満足いただくことに全力を尽くしておりますが、お身体のご事情で配慮が必要なお客様におかれましては、どうぞご無理がないことをご確認の上でご予約を頂けますと幸いです。
 
ご滞在に少しでもご不安、ご質問のあるお客様は、どうぞ電話・メール等でお気軽にお問い合わせください。
こちらで出来ることはご対応させていただきます。
皆様方のご滞在がより素晴らしい、思い出に残るひとときとなりますように、スタッフ一同心を込めて準備しお待ちしております。
 
最近段差がないところで転ぶ女将

ANA×結唯 おもてなしの心を聞く

コロナの影響を大きく受けた宿泊業界。

 

そんな中でTVで閑散とした空港のニュースを見て、「大変な業界は他にもある、ここは何とか踏ん張らないと!」と気持ちを強くもったことが思い出されます。

航空業界も今回のコロナでは大変な影響を受けております。航空会社の方はもとより、関係者の方々もこの先どうなるんだろう?と、本当に不安に思ったことでしょう。公共交通機関としての安全という重責と日々闘いながら、今回は外的要因であるウィルスとも闘うこととなるとは誰も予想しなかったかと。。

 

昨年後半より需要の回復が進み、一気に現場が忙しくなったのは航空会社も宿泊施設も一緒。今は何よりも人財の獲得、そして教育がとても重要になってきております。

とは言え、本当のおもてなしの心は一朝一夕では身につかないものです。

 

日々少しずつでも、多くのお客様と関わり、そして今何を求められているか、を身体に憶えさせていくことが必要だと私は思っています。言葉に書くと簡単ですが、これを教えるのが本当に難しいことなのですが。。

 

急激な需要回復に1ヶ月や2ヶ月で現場が追いつくことは難しいながらも、諦めていられませんので、私達が本当にやりたいこと、目標にしていること、を少しずつでも発信していくことにしました。

 

その一つが昨年よりスタートした女将の対談企画。宿泊施設のお仕事に興味をもたれた方は勿論、どこで見つけられたのか、リピーターのお客様からもご来館時に「見たよ!」とお声をいただき、恥ずかしいような、嬉しいような。

 

第一回は、京都初の男性トータルコスメブランド「SHUN」の代表・村山氏と、結唯に導入させて頂いたコスメに関してトーク。なんとなんと、その直ぐあとに新宿の某有名デパートでの取り扱いがはじまり、まさに認知度が急上昇!今では有名スポーツ選手もご愛用の逸品です。

 

SHUN https://shun-kyoto.com/

 

そして第二回は、心の翼ANAより、「第5回 “OMOTENASHIの達人”コンテスト」で約8,000名のCAの中から個人部門フレッシャーズ部門で優勝した小林めぐみさんをお迎えして、空と邑の異なるおもてなしについてお話をしました。小林さんはご家族で結唯にお越し頂いた時に、日本文化、そして結唯のおもてなしにとても共感いただき、この度の対談が実現いたしました。

 

「接客に携わる方々、そして今後接客業を目指す方々、皆様へのささやかなエールになれば…」との趣旨にご理解をいただき、数々のサポートを頂きましたANA関係者の皆様には、心よりお礼を申し上げます。

 

何度やっても慣れない対談、見返してみるととても拙く恐縮してしまいます。

それでも動画を見た後に、「やっぱり人っていいな!」「接客業っていいな!」と思える瞬間が、皆様に少しでも芽生えるきっかけになれば、幸いでございます。

 

対談ページ https://7100.jp/

 

ANA

https://www.ana.co.jp/

https://www.ana.co.jp/group/about-us/contest/omotenashi/

本来は人見知りなはずの女将

<祝>WBC世界一奪還!

結唯女将のブログ - YUI TIMES - 2023.0325
 
<<祝>WBC世界一奪還!>
 
今週はWBC世界一奪還のニュースで日本列島が沸騰しまたね!
大谷投手が最後三振を奪ったシーンは、なんと最高視聴率46%を記録!!
2022年のワッカーワールドカップの最高視聴率が30.6%ですから、どれだけ今回日本人の心に響いたかがよくわかります。
 
野球って本当におもしろいな、と改めて思ったのは勿論のこと、今回のWBCは侍ジャパンを通して日本文化の再評価の場にもなった気がします。
 
「試合終了の後のスタンドへのお辞儀文化に海外から称賛の声」
「ベンチやロッカーにゴミ一つ落ちてない整理整頓力」
「デッドボールを当てた後に1塁手も投手も相手に帽子をとってお詫びする謙虚さ」
 
海外のニュースでも盛んに紹介されていたこれらの記事、日本人の間では以前より普通に、そして自然に行われていた行動ですね。
 
今回のニュースの裏側にある、見えない場所でも整理整頓、事前の準備、相手への敬意と感謝、謙虚な姿勢、仲間のために動く、このような姿勢は私達の旅館文化でもとても共感できる部分です。
 
決して一人では旅館は稼働できませんし、スタッフ皆の協力、努力、そして見えない部分での沢山の方々のサポートがあることで、今日もお客様をお迎え出来ていることに感謝しております。
 
出入り業者さん: 「結唯さんのスタッフさんは挨拶が素晴らしいですね」
地元の消防署さん: 「裏方でこれほど整理整頓出来ている宿泊施設は初めてです」
 
こんなお褒めの言葉を頂く度に、関わっているメンバーを誇らしく思います。
 
改めて日本人で良かった、日本文化に日々ふれていて良かった、と感謝の気持ちが芽生えた
今回のWBC、「心からありがとう、そしてお疲れ様でした!」と選手・監督・関係者の皆様にお伝えしたいです。
 
今日は少しばかり、ご到着時のお菓子を追加してみました。童心に帰り、バットをかじってみてください!
 

 
大谷選手と同じ美容液を使ってる女将

4月以降の全国旅行支援の受付停止につきまして

<4月以降の全国旅行支援の受付停止につきまして>

 

「全国旅行支援」については、政府より、コロナで影響を受けた宿泊業界をサポートする、という目的で、これまで支援策が様々行われてまいりました。

 

そもそも全国旅行支援とは…

 

「全国を対象とした観光需要喚起策」のことです。

 国が地域観光をより一層強力に支援するため、地域観光事業支援における需要創出支援として、国が補助対象事業者である各都道府県に財政支援をし、各都道府県が実施する事業です。

全国旅行支援に参加するすべてのお客様は、日本国内の居住する方が対象となります。

 

と政府のホームページに記載されております。

 

以前行われていた「GOTOトラベル」と何が違うの?との問い合わせも時折あるもので、

そちらも政府のホームページで確認しますと…

 

「GOTOトラベル」は国の事業であり、問い合わせや精算等の窓口は同トラベル事務局一括であったのに対し、「全国旅行支援」の窓口は各都道府県である。

 

と、ご説明がありました。
 
 

 

つまりは取り扱いが国から各都道府県に変更になったということなんです。

これがまた今回の仕組みをより複雑化することに!

 

国→各都道府県に予算が配分され、それを各都道府県が個別に対象施設に配分する仕組みなので、国の発表が遅れれば、各都道府県の発表が遅れ、それに伴い旅行会社や宿泊施設へのアナウンスも遅れるという事態になります。

また補助額や利用条件等が都度変更になることもあり、お客様も施設側も理解するのに本当に大変で。。

 

加えてお越しになったお客様が諸条件を満たしていない事も多々あり、でも諸条件を満たす前提で旅行会社経由で既に事前に決済しているし、どのように変更手続きすればいいの?!と、またフロント内で大騒ぎになります。

「こんな事が日々結唯だけでおこってるの?!」と思って業界の知人にお尋ねすると、「結唯さんは1日6組だし、それほど利用率高くないからいいけど、うちは100室以上あって日々闘いですよ! チェックイン・チェックアウトだけで1時間以上お待たせすることはザラだし、後日の清算業務に5人以上で毎月かかりっきりです…」と宥められてしまいました。

 

どうもこの支援策、実は宿泊現場には相当な 「運営の負担策」「運営の遅延策」になってしまっているのです。
 

 

私もある別のホテルさんのフロントで私用でチェックインをしていたら、前のお客様が証明書のご用意が間違っていたようで、フロントの方と30分以上押し問答をしているところに遭遇しました。

 

フロントの方は都道府県からの指導もあり、後日の県との清算業務にも支障があるもので、「いいですよ!」とは中々言えない立場もわかるし、期待して来館して使えない…と意気消沈してるお客様のお気持ちも理解できるし、と複雑な思いでいながらも、列が一緒でしたので私もチェックインが出来ず、予定していた近隣の飲食店でのハッピーアワーを逃すことに。。

 

そこで改めて考えました。

一体結唯ではどのぐらいの利用率があり、どんな問題がおきているの?と。

 

確認してみましたところ、利用件数的にはとても少ないのですが、確かにチェックイン・アウト時に以前にはないご説明や手続きに必要以上に時間がかかり、変更や利用不可のアナウンスが発生し、一人のスタッフがつきっきりでご案内することが何度かあったようです。結果、他のお部屋のご案内に多々影響が出てしまうという状況。

 

ご宿泊が少ない日でしたら、時間をかけてのご対応が可能なのですが、チェックイン・チェックアウト時間は他のお客様のご対応も重なるわけで、必然的に限られたスタッフで対応してますと別のお客様にご迷惑をおかけしてしまいます。

かと言って、「うちは小規模なので全国旅行支援のために増員する余裕もないし…」と悶々としておりましたが、やはりリピーター様も含め、これらの支援策が無くても以前より結唯にご来館いただき、ファンになっていただいている方々を大切にしたい!ゆっくり過ごしたいと思っておいでになるお客様にご迷惑はかけられない!との結論にいたりました。

 

こればかりは何をもって正解かは各施設様のご判断かと思いますが、結唯としては日頃お忙しいお客様に、せめて結唯にご来館された際は、イン・アウト手続きはシンプルに迅速に、その間はお部屋で寛ぐ時間をより快適にしていただきたいとの思いから、「4月以降の全国旅行支援の受付を停止する」(公式サイト、全宿泊サイト)ことにいたしました。

 

ネットで検索すると、4月以降は◯◯ホテルは全国旅割への参加を辞退します… とのアナウンスが散見されるようになってきました。全国の宿泊施設の皆様も、おそらく同様の状況で、苦渋の判断なのだと思います。

 

業界では、コロナ罹患に伴う取消しの際の、取消料の負担の問題もでておりますが、政府には予算があるようでしたらそちらにまわしていただいたほうがいいのでは、と個人的には思います。
病院での診断を携帯アプリに直ぐ反映できるようにして、それを施設側が確認出来たら、申請の上で政府が取消料を保証する、など違う角度でサポートして頂けると、コロナにかかるかもしれないから先の予約を控える…というお客様の心理的部分も和らぐのかと思います。少しお話が脱線してしまいましたが。

 

明日以降のお電話でのアナウンスも統一させていただきますので、皆様方のご理解を賜われれば幸いです。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。

 

値上がりしてるビール支援が欲しい女将

 

コロナ罹患及び発熱理由による、お取消料につきまして

お客様各位

 

この度政府より、マスク着用に関して解除の方向が発表されました。

(罹患者数の増減発表などで、暫くはメディアの方々もお忙しくなりますね。)

 

コロナとも3年のお付き合い、そろそろマスクを外して次のステージへ!と皆様の気持ちが高ぶる事にはとても共感できます。私たちも今年はコロナ以前に近い形でお客様をお迎えしたい!と大変前向きな気持ちでおります。

 

コロナ禍においては、旅館の付加価値であるサービスと、コロナ対策はの間で揺れうごいた3年間でした。双方相反することが多く、「あれも出来ないね…」「これはやめておこうか…」と苦悩することの多い日々でしたので、やっと色々とチャレンジできるタイミングがきたことを嬉しく思っております。

 

コロナ罹患、及び発熱等を理由とする「ご予約お取消し料」に関して

そのような中、宿泊業界でも、コロナ罹患及び発熱等の理由による「ご予約お取消し料」に関して、各施設、対応が悩ましい状況のようです。

 

いずれの施設様でも、大切なお客様をお迎えする上での事前準備(食材確保、人材確保、建物修繕、設備メンテナンス等)に、相当な費用と時間が発生しているのも事実でございます。

 

コロナ罹患や発熱理由であっても、心の中では「今回はお取消料は結構です、次回のお越しをお待ちしております」とお伝えしたいところ、3年近く続いてきた厳しい状況に、悩みに悩んでお客様にお取消料の件をお伝えしなくてはならない、と判断する施設様が増えてきていると感じます。

 

私どもも、今までは状況に応じて柔軟な対応をして参りましたが、限られた部屋数の中で直前のお取消しとなりますと、やはり大変厳しい状況であることにかわりはございません。

現状を申し上げますと、1週間をきって突如、空室となってしまったお部屋を別のお客様のご予約にて埋めることは難しく、スタッフのシフトをキャンセルすることも出来ず、冷凍の品をほとんど使わない料理長は、行き先の無い生の新鮮食材を前に呆然となります。。

 

後日、別日でご利用になったリピーター様より、「あの日に本当は行きたかったけど、予約カレンダーを見た時は満室でねぇ」と仰って頂くことも多く、来られたいお客様にタイムリーにお部屋を提供できなかったことの残念さ、直前のお取り消しに対応する調整の難しさを感じておりました。

 

結唯でも様々熟慮しました結果、今回の政府発表を受け、

「コロナ及び発熱理由の取消しに関しても、今後は他のお取消し事由と同様に、規定にそってお取消料を頂戴する」こととなりました。

 

折角ご予約をしていたのにコロナに罹ってしまい…、昨日から急に熱が出てきて…、などお客様にとっても大変ショックな気持ちでお取り消しのご連絡をいただいていることは重々承知しながらも、先に申し上げましたような事情により、已む無く対応を統一させて頂くことになりました事、どうぞご容赦くださいませ。

 

ウィルスばかりは、どれだけ予防していても体内に忍び込んでくるものであり、完全に避けられるものではございませんが、どうかお客様におかれましても、ご旅行前の罹患には十分にご注意をいただき、ぜひ安心してご来館くださいまして、ごゆっくりと癒しの時間をお過ごしいただけますようお願い申し上げます。

お迎えする私どもも、日頃より体調管理には十二分に注意し、当方の事情にて直前にてご予約をお断りすることのないよう努めてまいります。

皆様の笑顔にお会いできることを励みに、一同心からのサービスを準備して、お待ち申し上げております。

 

マスクで3割増し美人に見える女将より

 

3月13日以降の館内マスク着用につきまして

お客様各位

 

この度政府より、マスク着用に関して「個人の主体的な選択を尊重し、着用は個人の判断に委ねることを基本とする。」「マスクの着用は個人の判断に委ねるものであるが、事業者が感染対策上又は事業上の理由等により、利用者又は従業員にマスクの着用を求めることは許容される。」との発表がございました。

この内容については、お客様、および施設側の見解、判断に委ねられるところが大きく、どのように対応するか悩まれる方々もいらっしゃることと思います。

 

結唯としましては、基本的には3月13日より、”特別な事情”(※)が無い限り、お客様にマスクの着用をお願いすることはございません。必要と感じるお客様が、必要なタイミングにて、適時ご着用いただければと考えております。

(当日発熱等がみられる方につきましては、引き続きご利用をお控えいただけますと幸いです。)

 

スタッフに関しましては、昨年12月の社内クラスターにより、長い療養期間が必要になった者もおり、施設も数日間にわたり臨時休業が必要となりました。そのためご予約を頂いていたお客様には、大変ご迷惑をおかけしたこと、またインフルエンザも引き続き流行しておりますことからも、慎重な判断を検討しております。

 

加えましてこの時期、花粉症のスタッフも多くおり、くしゃみ・咳等でお客様にご迷惑、ご不快な思いをさせないように注意が必要かと存じますので、暫くは接客中のマスク着用を継続させて頂くことになりました。花粉の飛来がおさまってくるタイミング等も見計らいながら、少しずつ、様子を見て解除の方向へ舵をきりたいと考えております。

 

皆様におかれましてはどうぞご理解とご容赦いただけますよう、宜しくお願いいたします。

 

※特別な事情

気管支やその他に持病をお持ちの方、術後の療養中の方、花粉症の方、インフルエンザの時期は常に自衛をされている方、それぞれの特別なご事情によりマスクを着用されているお客様はコロナ禍以外でも多数いらっしゃいます。

少しでもご利用のお客様が気持ち良くお過ごし頂けますよう、相互の温かいご配慮の上でご宿泊をお楽しみ頂ければ幸いでございます。そのため、パブリックスペースにて、連続または断続的に咳・くしゃみ等が続くお客様には、スタッフよりマスクのご着用をお願いする場合がございますことを、ご理解賜りますよう、お願い申し上げます。

皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。

 

花粉症になったことを認めたくない女将より