紫葉 結唯 秀邑

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女将ブログ

『結唯のコシヒカリ、作ってます!!』

梅雨も明けない上で急激な酷暑となり、暑さに弱い東北出身の私は既に思考が止まりつつある今日この頃ですが、日々の食欲とアルコール摂取力が落ちないのが悩みの種です。

皆様夏バテ対策はいかがですか?

 

以前、健康ネタで女将の納豆好きをブログにUPしてしまいましたが、今回は食材第2弾、そう納豆のお供、いやそれだけでも十分な存在感を発揮する『お米』のお話です!

 

 

とある日のこと、仕入担当者より、、

 

仕入担当

 「女将さん、お米作りって興味あります?」

 

女将

 「もちろん、秋田出身ですからお米には目がないですよ。んっ、作る?!」

 

仕入担当

 「それでしたら、新潟の田んぼ見に行きませんか?」

 

女将

 「新潟?! 行く行く!! お酒も美味しいし。でもなんで新潟???」

 

仕入担当

 「実は、グループで運営してる新潟県・湯沢にある神立スノーリゾートのスタッフさん

達が、春から秋のグリーンシーズンはお米や野菜を作られているんですよ。

それがとても美味しいので、ぜひ結唯のお客様にも味わって頂きたいと話したら、

ちょうど田植えなので見にきませんか?と、お誘いを頂きまして。」

 

女将

「うわ~、嬉しい。結唯米が出来るんだ。それはお客様も喜びますね!」

 

仕入担当

「そうなんです。まだ収穫量の関係から一般では販売してないんですが、これがまた

皆さんの腕とお水が良い事もあり、新潟県で優秀賞をとるまでになりまして。

一度食べたんですが、まぁ~香りがよく旨味が強く、箸が止まらなくなりましたよ!」

 

女将

「それは楽しみ!! 早速料理長にも伝えないと」

 

 

そんな会話から、翌週には急遽車を飛ばして新潟へ参上いたしました。

越後湯沢はスノーシーズンは訪れた事がありましたが、グリーンシーズンは初めて。

 

 

高速道路から見える田んぼのスケール感にワクワクしながら、流石米作り新潟!と思わず声が出てしまいます。

 

 

今回は新潟の米どころの中でも ”最高品質” と謳われる、南魚沼エリア・神立のお米です。

 

 

「神立って村があるんですか?」という質問をスタッフから受けたので、少しご説明を。

 

神立という地名は明治22年に発足、財家町にある魚沼神社にちなむ、まさに魚沼の申し子のような村名です。

その後、昭和30年に南魚沼郡湯沢村、土樽村、三俣村、三国村と合併して現在の湯沢町となりました。

KANDATSUと横文字にすると、昭和の世代の方々には「私をスキーに連れて行って」時代に日帰りスキー場として、平成・令和の方々にはボードの聖地として今もかなりの知名度ですよね。

 

 

そんな神立も今は夏。ひっそりと穏やかな空気が流れておりますが、神々しい独特の空気感は、やはり『神が立つ場所』ならではでしょうか?

 

現地に着いたら、早速アグリ事業部の皆様と懇談。

神立の生い立ちや、神立米への取り組みなど、興味深い話を沢山お聞き出来ました。

農家の方々も高齢になり、今では後継者不足の田んぼも増えているとのこと。アグリ事業部の皆さんは長い期間をかけて地域で地道に信頼を築き、田んぼを引継ぎ、今では当初の8-9倍にも及ぶ土地でお米作りをされております。

 

そして、昨年にはなんとコシヒカリ食材コンテストで優秀賞を受賞!

神々しく輝く盾、それをさりげなく事務所の片隅に置く謙虚さ(笑)

皆さんの人柄が溢れてます。

 

 

その後は、早速田植え中の田んぼにお邪魔しました。

 

 

神立の土地は北側の山に位置しており、湯沢の中でもとても長くウィンタースポーツが

楽しめる場所ですが、その恩恵もあり山に治水された水も豊富で湯沢の中でもとても優秀な田んぼが作れるようです。やはりお米には上質な水が欠かせませんね!

 

 

魚沼エリアも最近は酷暑と水不足、加えて後継者不足の影響もあり、収穫量が減っているようです。今年の新米時期は昨年よりもお値段があがりそう、と皆さん心配しておりました

が、神立米への影響は少なさそうです。

 

 

優しい皆さんに甘えて、田植えポーズでのショットも1枚。

ノリの良い皆さんと楽しいひと時を過ごすことが出来ました。

 

少し傾斜がある神立エリア、機械が入る場所以外の丸いコーナーなどはどうしても手植えになります。

 

 

「手植えは中々腰にきそうな姿勢ですね!」とお話したら、「そこは若者がしっかりと(笑)」と課長の力強いお言葉。

完璧な組織体制、これは結唯でも見習わないと!!

 

 

秋の収穫が今から本当に楽しみです。新米の時期までは、昨年収穫したお米を送って頂くことになりました。昨年のもの、と言っても今までのお米とは数段違う旨味と甘さ。今までのお米もお米屋さんにお願いして本当に美味しいものを頂いており、お客様には大変好評でしたが、上には上があります。

 

 

 

神立の皆様、滞在中はお世話になりました! そして結唯のお米が好きなリピーター様、

楽しみにお待ちください。今月中旬から新しいお米でお迎えいたしますよ。

 

結唯のお客様の笑顔が今から楽しみです。

 

 

美味しいお米には浮気してTKGに走る女将

『えっ、工事やってるの?!』(本館リニューアル工事中!)

 

スタッフ「女将さん、行かないでーー!」

女将「わたしを止めないで!!!」

 

 

スタッフ「そこ、ガラス無いから川に落ちちゃいますよ!!!」

 

 

女将「えっーーー?!?! もうガラス無いの? 仕事早いなぁ」

 

今日は、そんな寸劇が行われている工事の現場からお伝えいたします。

 

時と共に皆さんの記憶からも薄れていくであろう、2020年の春のコロナウィルスニュース。それはそれは宿泊業界も大変な騒ぎになりました。

 

それから早4年が経過しましたが、ずっと休館にしていた本館客室をどうするか…、と試行錯誤の毎日でした。建物は使わないとどんどん劣化していきますし、かと言ってコロナがいつ収束するかわからず、パブリックスペースが多い本館はどうにもソーシャルディスタンスには不向き。

 

実は、そんな中でも密かにリニューアル計画を進めていたのです!

2011年の開業から10年ほど営業を続けてきました本館も、最近のお客様のご要望にお応え出来ていないのではないか? 設備の大規模修繕も必要だし、と悩みが増えておりました。

 

そこで次のトレンドを求めて改装工事のスタートです!!

 

 

念入りに事前に業者さんと打ち合わせをさせて頂き、「出来るだけお客様には作業をしている事を感じさせたくない!」との強い希望をお伝えし、まずはご協力を仰ぎます。

 

お蔭様で、既に紫葉の建築の際にもお世話になった業者さんですので、この辺りは熟知していただいているので大変助かり、現場オペレーションチームと抜群のチームワークで打ち合わせが進んでいきます。

 

最初に既存の設えと設備関係の解体ですが、そこは営業中の結唯。解体場所以外に影響が出ないよう、様々な配慮と段取りが必要になります!

 

 

最初にしたのが、隣接する離れにて作業音のデシベルチェック。お蔭様で川音もあり全く聞こえませんし、センサーも反応しません。スタッフ・工事業者さんともに安堵しました。

 

※画像は作業員の方持参のSANWA SUPPLY製の測定器。とても優秀です。

https://www.sanwa.co.jp/group_search/group_list?code=CHE-SD1

 

 

次の作業は、作業員の方々の導線確保です。お客様とは一切バッティングしない経路をセレクトし、専用通路を作ります。

 

当日は曇りから雨になったにも関わらず、「逆に埃が出なくていいよ!」と前向きに作業に集中して頂く皆さん。本当に頭が下がります。

 

 

若い新人の作業員さんもいるようで、「ここは〇〇すると動かんのよ!」「彼女もしっかりつかまえとけよ!」と、先輩が公私ともに指導されてました。

通りすがりの旅館スタッフも思わず笑ってしまう素敵な現場の雰囲気です。

やはり仕事の現場は楽しくがモットーですね!

 

 

導線設定は終わりました!と監督からLINEがきたので、翌日見に行ってみると、しっかり壁が出来ており全く人の出入りが見えません。。 流石です。

 

 

導線確保が出来てからは早いこと! 建物的に大きな重機が入らないのと、騒音を出来るだけ出さないようにとの監督の配慮で、手作業での解体と搬出が続きます。全部で4部屋、

思ったより早く完了しそうです。

 

愛着があり、様々なお客様との思い出がつまった客室が綺麗に片付いていくのを見るのは一抹の寂しさを覚えますが、改装後のお部屋にいらしたお客様の笑顔を想像して、心新たにいたします。

 

 

あれっ、帰り際に監督が神妙な顔で誰かと電話を。。

女将 

「監督、険しい顔して電話されてましたけど、何かトラブルでもありました??」

監督

「いやぁ~、嫁が帰りにスーパーで特売の〇〇を買ってこいというLINEを送ってきまして…。間に合うかなぁ」

女将

「家の件かい!!(笑)」

監督

「すみません、すぐ現場戻ります!(笑)」

 

と、笑いながらつっこみを入れる場面もありましたが、順調に作業は進んでおります。

 

と書いていたら、設備監修の方が「水道止まってないなぁ…」と配管を見ながらポツリ。

 

 

「おいおい、一旦作業止めて! 調理場とフロント浸水しちゃう!!」と、今日も事件が勃発している楽しい解体現場です。

 

 

いつもいつも、お客様のチェックアウトまで静かに待機して頂く作業員の皆様。綺麗に駐車された作業トラックに向かって、今日も感謝の言葉を贈らせていただきます。

きめの細かいご配慮、本当にありがとうございます。

 

ちなみに、「現在工事中です」とは事前にお客様にはアナウンスをしてはいるのですが、ご来館のお客様からも「どこでやってるの?」とお尋ね頂く状況ですので、ご滞在に影響が出ることは無く日々お迎え出来ております。

 

今後、とても大きな音が発生する工事の際は、事前に告知の上でお休みを頂戴するかとは思いますが、どうぞご容赦くださいませ。

そして、続々と進んでいる改装計画、さらには奥湯河原の邑計画、今後の結唯にご期待ください!

 

着物で現場を見に行こうとして止められた女将

『圧倒的な透明度! ヨロン島』

 

お客様 「女将さんは、南の島とか行くの?」

女将  「日焼けは苦手なんですが、沖縄行ってヤギ刺し食べてきました!」

お客様 「ヤギとか食べるの?! 生肉大丈夫なの??」

女将  「家の冷凍庫は鹿児島の鶏刺し、熊本の馬刺しは常にスタンバイですよ!」

お客様 「えぇ~、意外!!(笑)」

 

はい、今回は私の大好きな鶏刺しをお願いしている鹿児島県、その最南端にあるリゾートアイランド・ヨロンのお話です。(ヨロン島観光ガイド https://www.yorontou.info/

 

地理的には沖縄県のほうが近いヨロン、歴史的には薩摩藩の影響もあり鹿児島県に属しておりますが、南国ムード溢れる南の島です。

 

 

 

なぜ、結唯のブログで南の島のご紹介??と思われるお客様もいらっしゃると思いますが、

実は結唯のグループにて、ヨロンの「プリシアリゾート」を運営しているんです。

 

お部屋にパンフレットを置かせて頂いていることから、時折「同じグループの宿なの?」とご質問いただくお客様がいらっしゃったので、今回は少しだけご紹介をさせていただきます。

 

 

鹿児島からから1時間40分、沖縄から40分のフライトで、透明度抜群、都会の喧騒から完全にエスケープ出来る南の楽園に到着いたします。

 

 

圧倒的な水の綺麗さは、上空から見ても驚くばかり!

 

 

滑走路が見えてきてから、青い海がどんどん近づいてきます。

 

 

飛行機から一歩踏み出すと、南国特有の爽やかな空気に包まれます。

 

■PRICIA RESORT YORON

プリシアリソート ヨロン

https://pricia.co.jp/

 

空港からは送迎があり、5分ほどでリゾートに到着です。
https://pricia.co.jp/access/

 

 

2023年にRENEWAL OPENした施設は、白壁のVILLAが連なり、まるで地中海の様相。

と思ったら、ギリシャにあるリゾート地「ミコノス島」と与論島が姉妹都市とのこと!

 

 

 

 

海の綺麗さは言葉になりません。。 暫く眺めていられますね。

 

そして、今回結唯の皆様にご紹介するお部屋が、プリシアスイートヴィラ!!

 

 

150㎡の1棟貸切のVILLAです。詳細はHPにてご確認頂くとして、思わず「行きたい!」と思ってしまう素敵なお写真をご紹介します。

 

  

 

 

 

こちらのVILLAでは、サンセットプライベートBBQディナー(※オプション)もご用意されています。これ以上ないロケーションです。

 

 

こんな素敵なサンセットを見ながら飲むビールは、本当に美味しいだろうなぁ、とついつい呑んべいな私は考えてしまいますが、帰ってきて暫く仕事モードに入れないのではないか?!との心配も(笑)。

 

 

実は、2024年に入り晩御飯のあてにNHKの大河を立て続けて見ている女将です。なぜ今になって以前の大河見てるの?!と思われる方もいらっしゃるかとは思います。そこはまた別の記事で詳しく!

その大河の中で、強い女性の姿に勇気をもらった「篤姫」、何度も南の島に流刑されても

諦めずに復活して幕末から明治初期に名をはせた「せごどん」(西郷隆盛)と、こんな風に強く生きたいなぁと思うお手本がおりまして、更には鹿児島から琉球までの文化にとても興味をもちました。

 

そして薩摩藩の影響もあり現在鹿児島県に属する与論島。その島で新たなリゾートのスタイルを構築するプリシアリゾート、これも何かのご縁かもしれません。

 

 

雑誌「GOETHE」にも紹介記事がございますので、ぜひご覧になってみてください!

 

まさに近場の海外ですよ。

 

 

スーパーフード「モリンガ蕎麦」が気になる女将

※モリンガ蕎麦 https://sun-coral.shop/

 

『イマーシブ・フォート東京』で没入体験!

西のUSJ、東のディズニー、富士山麓の絶叫系、長崎のオランダをイメージした街並み、日本には色々な楽しいテーマパークがあります。

 

実は、そんな新しいテーマパークが出来るとついつい出掛けてみたくなる女将です。

 

今回は、3月1日からスタートしたお台場の『イマーシブ・フォート東京』

https://immersivefort.com/)に行ってきました!

 

 

旧ヴィーナスフォートの建物と説明すると、「おぉ!」と反応される方が多いのではないでしょうか。ヴィーナスフォートの閉館等の大人の事情についてはWikipediaさんにお任せするとして、今回はその施設跡に、USJや最近では西武園などの再建で話題の「株式会社刀(https://katana-marketing.co.jp/)さんが作りこんだ、話題の没入型体験施設『イマーシブ・フォート東京』のお話です。

 

「没入型って何?!」とスタッフにも質問されましたが、一言で纏めると「映画やアニメ・ゲームの世界で目にする“ドラマティックな出来事”、それを“鑑賞者”ではなく“当事者”として体験する」施設です。

 

すみません、ホームページからの完全引用です(笑)。

 

詳しくはこちらでご覧くださいませ。

 

ANNニュース 『イマーシブ・フォート東京』で没入体験!

https://www.youtube.com/watch?v=MJ31pnZQQv0

その中でも目玉のシアターが、「The SHERLOCK(ザ・シャーロック」。

https://immersivefort.com/attractions/detail/?id=ov809i4f_f0p

 

19世紀ロンドンのベイカーストリートで始まる事件を、名探偵ホームズと一緒に解決するというお話です。

 

 

アトラクションと言うよりは、観劇です。それも椅子に座って見るのではなく、演者ととても近い距離で、一緒に事件を解決するように施設内を動き回り、没入していきます。

 

 

もともとヴィーナスフォート自体が、ラスベガスのカジノ「シーザーズ・パレス」内のショッピングモールをイメージした内装で、25年前に200億円をかけて作られた施設ですので、それは作りこみが凄いです! それをうまく活用してショー形式にしたのですが、今回のために作ったのではないか?と思うぐらい、すっかり没入してしまいました。

 

 

ショーの内容は、今後行かれる方のために詳細は控えますが、何よりも演者の方の立ち振る舞いに引き込まれます。私の好みはレストレード警部。声の張り、振る舞い、セリフのないシーンでの動き、そして大きな身体に超小顔! ダントツでした!!

その他にも酔っ払いの演技が秀逸な男性、綺麗なドレスの女性など、総勢40名以上の演者に引き込まれます。

 

まだオープンから2週間、これからブラッシュアップしていくことにより、もっともっと良くなるよう気がしますが、今までのアトラクションメインのテーマパークとは異なり、新鮮な体験でした。

 

 

大広場「ゴールデンプラザ」では、突如パーティーが開催されます。

没入と言うより、もはや巻き込まれ感満載です!

 

 

今回大変勉強になったのは、やはり一歩施設に踏み入れた瞬間からの “異空間の演出” 。

非現実感をハードはもとより、スタッフの振る舞い、トーク等でいかに作りこむか、が勝負だと感じました。

 

これは私どもの旅館も一緒。

 

都会の喧騒からエスケープされてきた皆様を、いかに奥湯河原の邑(むら)の世界へお連れするか。

便利に慣れ親しんだ皆さんに、決してご不便さは感じないようにしながらも、合理的、近代的過ぎない設えをご用意できるか。

輸送の発達で都内でも様々な鮮魚や山の幸がいただけますが、都内へ流通しない足が早い希少な食材を提供できるか。

課題は山積みです。

 

テーマパークはそんな私達のバイブルです。

 

以前ディズニーシーに行ったとき、ショーがはじまり照明が落ちた瞬間、草むらから

ニョキっとスピーカーが出てきて、ショーが終わり照明が点灯する前に隠れたときは、「そこまでやるか!」と驚きましたが、やっぱりそのような拘りの積み重ねが、唯一無二の世界観を作り出すのだと思います。

 

帰りに万歩計を見たら、なんと5,000歩を表示! 屋内施設で数時間でここまで歩くのもなかなかなく、ちょっと足がパンパンになりましたが、大変いい勉強になりました。

 

外れてた照明カバーを癖で直してしまう女将

合同就職説明会に初参加!

 日頃は、TVやネットニュースで人材不足のお話を目にしない日はありません。

働き方改革もあり、2024年4月からの運送業界も大騒ぎです。

 

配達のドライバーさん

「別に長く働いても稼ぎが良ければいいのよ! 体力あるし。給料減ったら奥さんに怒られるよ~。困った法律改正ですよ。」

 

女将

「お金だけの問題ですか?!」

 

ドライバーさん

「いやいや、家にいる時間が長くなり、邪魔だ!って言われる(笑)」

 

女将

「それは何とも協力したくても出来ないですねぇ(笑) 頂いたスイーツあるので奥さんに

お土産にどうぞ!」

 

 

なんて笑い話がフロントでもおこっておりますが、運送業界のみならず、我々宿泊業界も

人材不足は深刻です。

 

業界のWebニュースでお世話になっておりますトラベルボイスさんの記事によると、なんとなんと宿泊業界が1位ではないですか!?

 

1位と言うと普段は聞こえがいいですが、ワースト1位です。。

 

コロナでサービス業界からの離れる方々多かった事、ここ5年で大型施設が観光地でも乱立していること、インバウンドが急激に増えたこと、様々な要因から当統計が出来上がっているとは思いますが、運送業界さんや建設業界さんより上位とは、本当に厳しい現実を見せられてしまいました。

 

トラベルボイス(https://www.travelvoice.jp/

 

セルフチェックイン機などのDX化やロボット導入、業界でも様々効率化が必要な部分は進めてはいますが、どうしてもマンパワーに頼らざる得ない調理、接客、清掃、送迎などは簡単には機械には置き換えが出来ません。特に結唯のような高価格帯の施設になりますと、あえて人が介入することで生まれる付加価値が沢山ありますので、難しい課題になります。

 

…と、嘆いてはいられませんので人財発掘に行ってまいりました。

そう『合同就職説明会』!!

 

 

初参加の結唯は、約30ブースの中でいかに目立つか、まずはそればかりを考えて数か月前からリクルーティングチームを結成です。

 

「多分、他のブースは白いパーテーションにポスターとか貼るので、うちは全部結唯のカラー(紫陽花色)にしてしまいましょうよ!」

 

「客室で使ってる青い毛氈ももっていって敷いたら、空港のファーストクラスのチェックインカウンターみたいになる?」

 

「パネルに結唯のイメージ画像を入れて大々的に見せましょう!」

 

「宿泊施設単体の募集でなく、邑(MURA)人募集にしましょうよ!」

 

などなど、様々な意見が飛び交います。

 

 

皆さんどんな感じかなぁ~とぐるっと回ってみましたが、結唯のブースだけが青々としており、目立つのは間違いないところです。まずは掴みはOKでしょうか。

 

 

最後に椅子にもカバーをつけて、モニターもセットして、名付けて『紫陽花ブース』の完成です。

 

 

「どう、いけてる?」などと話しながらブースづくりに没頭しましたが、説明会開始前から既に脱力気味な女将とスタッフです。。

 

 

そんなブース効果もあり、お蔭様で次から次へとお立ちより頂き、「こんな場所あるんですね!」とか、「はじめて結唯さんを知りました、興味あります。」などなど、嬉しいお声をいただきました。

 

周囲の参加施設さんからも、「凄いですね、ブースの作りこみ!」「いやぁ、参考になるな」などお声がけ頂いたり、他のブースの担当者の方から「結唯さん実は僕も個人的に興味があって!」などと、思わぬ反応もありました(笑)

 

皆さんライバルでありながら、業界の同志ということもあり、「最近どうですか?」「昨日沖縄からいらしたんですか?!」「今度行きますね!」などと違う盛り上がりもあり、参加させていただき良かったなぁ~と思うひと時でした。

 

説明会を主催された会社さんの担当の方からも、「今まで見たブースで一番目立ってました!」「来場者からの評判も良かったですよ!!」とお褒めの言葉をいただき、少しばかり結唯の周知が出来たのではないかと安堵している次第です。

 

ただ、ここからが勝負の時! ご来場の方々をしっかりフォローアップさせていただき、良いマッチングが出来るよう人財発掘にいそしみます。

 

「当日ご来場予定でしたが、急なご予定が入りお越しになれなかった方」、

 

「こんな募集してるんだ!」と当サイトにて興味をお持ちになられた方、

 

「知り合いが高級なサービスを勉強してみたいと言っていたよ!」

 

「レストランの経験があり、宿泊にも興味があって!」

 

などなど、一緒に邑(むら)作りをして頂ける仲間を歓迎いたします!

https://7100.jp/recruit/

 

女将補佐などと恐縮してしまうタイトルの募集もございますので、ぜひご興味ある方はご連絡くださいませ。

https://ryokanhotel-job.net/jobfind-pc/job/All/190479

 

 

そうそう、近々『ご夫婦で支配人と女将さんになりませんか?』という新たな募集も開始予定です!

 

「都会はそろそろ卒業して少し自然溢れる地で夫婦で仕事を」「夫婦ふたりで一緒に何かを作り上げていきたい」、まずは色々なご意見をお聞かせください。

 

二拠点生活、リモートワーク、コロナ禍において様々な働き方が見つかりました。

実は女将の私も、北海道が大好きで奥湯河原との二拠点生活に密かに憧れています。

 

「ご夫婦で支配人と女将さんになりませんか?」というのは、そんな所から出てきたアイデアなんです。私達夫婦が北海道にいるとき、代わりに結唯をしっかりと守ってくれる方、同じ気持ち、同じ感性で色々と相談できる方、出来ればご夫婦で仲良くやって頂ける方がいらっしゃればいいなぁと。

 

私も決して北海道にいてもお仕事サボるわけではなく、リモートでの予約管理、セールスツールの作りこみ、新しい食材仕入ルートの開拓など、奥湯河原以外でも出来る、いや奥湯河原を出て頭をリフレッシュしてこそ発掘出来る結唯のためのお仕事をしたいと考えてます。

 

皆様からのご連絡、お待ちしております!!

 

■ご応募・ご相談

0465-43-9799  hy@okuyugawara.jp

株式会社奥邑 女将 加賀谷智美 までお気軽に。

 

黒革の手帳みたいな黒の着物は止められた女将

 

リピーター、多いでしょ?

2023年12月31日、お蔭様で無事に仕事納めができました。

そして2024年1月1日、仕事初めの結唯でございます。

皆様、本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

昨年も本当に色々とございました。12ケ月がたった1ケ月で終わったと思うぐらい、

もう毎日ハプニングの連続です!!

 

女将の私は本厄だったことを改めて感じるぐらい、例年以上にハプニングが重なったなぁ~と思う2023年でしたが、皆様は無事に年を越せましたでしょうか?

 

結唯では、週末毎の大型台風の襲来で建物の屋根や壁などにダメージが、そして局地的な大雨の影響で庭の雨水が排水できず館内浸水で大騒ぎ、ある日はボイラー設備の予期せぬトラブルでチェックイン前にお客様にお部屋変更をお願いしたりして。。

 

コロナ罹患でスタッフが急に1週間離脱した際は女将2週間フル稼働、そんな中でチェックイン前に急に送迎車のエンジン不具合でタクシー手配、そして年末には東電さんが配電盤の確認中にショートさせてしまい8時間も館内停電、もはや厄年で片づけられないぐらい事件勃発です。

 

インバウンドのお客様も徐々に増えてきておりますが、夕方に到着しない際にお電話したら楽しそうな声で「イマ、ナリタ~ダヨ!」と。「おいおい、今日中にたどりつける!?」と準備をはじめていたお料理を急遽調理場に連絡してストップする始末!

 

 

「そんなに旅館ってハプニングがおこるの?」「もはや渡る世間のTV番組なみだね」っとリピーター様に笑われるぐらい、毎日がドラマなんです。

 

それでも、2023年はスタッフの皆が緊急対応を色々と経験してくれたお蔭で、夏以降は何かハプニングがあっても、「あれっ、もうそれやってくれたの?」「あら、そこ先に気づいてくれたの!ありがとう」「もうお客様に連絡して調整してくれたの!仕事早い!!」などなど、頼もしいなと思う事が増えました。

 

「〇〇は対応しておきますので、女将さんは戻ってこなくても大丈夫ですよ!」などと東京などで打ち合わせをしている際にLINEがくると、「凄いなぁ~!」と感激しながら、「本当に大丈夫?!」なんて逆に心配になってしまうぐらいで。

 

こんな笑い話をよくリピーター様とお食事中にするのですが、そんな本厄女将がいる事件勃発の結唯がこうして2024年を無事に迎えられたのも、「いいよいいよ、大丈夫!」「他のお客様気にしてあげて!」「お風呂溜まるまでビールとつまみがあればOK!」など、事件の度に優しいお言葉をかけていただけるリピーター様に救われていると感じます。

 

そう、今回はリピーター様のお話です。

 

 

「結唯さんってリピーターが多いんでしょ?」とは、初めてお越しのお客様や、業者の方々からよくお声をいただくのですが、確かに日によっては8-9割がリピーター様のご予約でうまる日もございます。そんな日はまるで親戚の集まりのようになり、館内どこでお会いしても「元気だった?」「お土産持ってきたよー!」「新しいスタッフの子、かわいいね!」などと、ホっとするお時間をいただいてます。

 

そして女将になる前から、女将になった後もずーと娘のように可愛がっていただいている

リピーター様、なんと〇〇回目のご来館記念日になりました。ご本人様から「回数は控えて〇〇回にしておいてね!」と笑いながら仰っていただいたのであえて伏せますが、本当に恐縮してしまうぐらい1~2ケ月に1度のペースでお越しいただきました。繁忙期前には「食事する時間もないんでしょ!」ってSoup Stock Tokyoの差し入れを頂いたり、「首痛いって言ってたでしょ」ってさりげなく湿布を渡してくれたり、思わずうるっときてしまうぐらい感謝の気持ちで女将の心は溢れております。

 

 

月1回ペースでお越しいただくリピーター様もここ数年大変増えてきており、所有されていた別荘を手放して「結唯がいいよ!」と言っていただいたり。

 

「〇〇の希少ワインを入手したから持っていくよ!」と、ご来館の理由がもはや女将の想像を超えて、ただただ恐縮しております。

 

一番嬉しいのが、スタッフの名前を憶えていてくださり、直接「頑張ってるねぇ!」と声をかけていただく事が増えたこと。皆の励みになっているんですよ!

 

また1年、皆様のご多幸をスタッフ一同お祈りしながら、この場を借りて感謝の気持ちを

お伝え申し上げます。

 

新年早々、心痛むニュースが続いておりましたが、被災された皆様には少しで早い復興への明かりが灯る事をお祈り申し上げます。そして日々元気に暮らせる私たちが、少しでも何かお役にたてることをと考えながら、まずは北陸の食材を仕入れてみたり。微々たることではありますが、一人一人ができる応援の気持ちを形にしていきたいと思います。

皆様の幸せの止まり木として、本年も結唯にてお待ち申し上げております。

 

 

後厄なのに交通安全のお守りを買ってる女将

 

プロポーズ成功率100%継続中!

結唯へご来館されるお客様は、それぞれ思いを胸にご宿泊いただいております。

 

 

 

 

お誕生日、長寿祝、などでご家族とご利用いただくお客様。

 

「最近忙しかったので自分へのご褒美です!」と仰って一人でご来館頂くお客様。

 

「単身赴任なんですが、東京へ出張に来るので妻とサプライズで結唯を予約しまして!」と仰って頂くお客様。

 

「遠距離恋愛の末、待ち合わせ場所は結唯さんで、宿泊するようにしてます。」と微笑ましいお客様。

 

「知り合いから聞いて、彼の誕生日が近かったので直ぐ予約しちゃいました!」と仰って頂くお客様。

 

「大切な家族(ペット)が最近旅立たれ、ずっと出かけてなかったので一緒にきました」とお写真とともにご来館頂くお客様。

 

結唯にとっては、そんな「想い」も含めて、全てが大切なお客様です。
そして、ここへ来て良かった!とお帰り際に思って頂けることが、スタッフ一同の願いです。

 

 

そのような中で、スタッフが何よりも燃えるシチュエーションが、そう!今回のタイトルにございますプロポーズなのです!!

 

 

そしてそして驚くなかれ、結唯でプロポーズをされたお客様は私が女将になってから既に20組以上いらっしゃるのですが、なんと成功率100%なのです!

 

これは凄いことですし、嬉しいよねぇ~とスタッフ間で話をしておりましたところ、新たなご相談が舞い込んでまいりました。
今回は、男性のお客様がお付き合いされている彼女さんにプロポーズをしたい、とのリクエストです。

 

「お花と指輪を写真のようにお庭にセットしたい」
「飾り付けもこんな感じにしたい」

 

などなど、彼女が喜ぶ姿を想像しながら想いのこもったご相談を頂きました。

 

 

 

私どももぜひ成功して頂きたいとの想いから、
「電気屋さんに連絡してお庭の照明を追加してもらって!」や、
「テーブルクロスは光の反射がいいからこっちを使おう!」とか、
「もっと気合を入れてバルーンを膨らませて!」(笑)などと社内でも盛り上がります。

 

「あとはお天気がよければいいね!」と、週間天気予報を見ながら数日前からそわそわし、
ついに当日をお迎えしました。

 

 

結果は、、、  大成功です!!

 

 

お二人の喜ぶ姿を見て本当にホッとしたのは勿論、とても幸せな気持ちになりました。

 

”唯一結ばれる場所” という、結唯の由来にもなっているコンセプトを再確認することができた、大切な一時になりました。

 

この度の機会を頂きましたお客様には、スタッフ一同感謝の気持ちで一杯でございます。

 

 

そして、とても素敵なお二人でしたので、ぜひ当ブログでご紹介をさせて頂きたいとの無理なお願いをさせて頂きましたが、ご快諾いただきましたことに改めて感謝申し上げます。

 

 

 

 

ぜひ次のお二人にこのバトンを引き継ぎ、プロポーズ成功率100%を維持してまいりたいと思います。どのような形で最愛の方へ気持ちを伝えようか、とお悩みの男性様・女性様ともに、お気軽に結唯へご相談くださいませ。できる限りのサポートにてお二人の門出を演出してまいります。

 

 

ハロウィン前夜に社内をお菓子まみれにして出張にいく女将

唯一無二の酒 佐賀・富久千代酒造「鍋島」

私の地元秋田も米どころ、たくさんの日本酒が楽しめる土地ですが、同じぐらい好きなお酒が九州にあります。

そう、「鍋島」さんです!

 

https://nabeshima.biz/

今では日本酒通の方には絶対的な人気の「鍋島」さん、数年前に初めてお伺いしてから大変よくして頂き、年に数回訪れるようになりました。

鍋島・富久千代酒造さんは、九州・佐賀県。
以前対談でもお世話になりましたANAさんで移動し1時間半ほどで到着します。

 

 

機内でウトウトしていたら、眼下に真っ青な有明海が広がっており、まるで海に着陸するかのように佐賀空港にスムーズに到着しました。

 

ANAさんはやはり安定のサービス。いつもながら見習うところが沢山あります。
マスクを外した笑顔の接客に、やっとコロナがあけたのかな…と少しホっとし、同じ接客業に携わるものとして親近感が自然と湧いてきます。

 

 

佐賀空港はほどよい大きさで市街への距離も近く、最近なにかと話題の福岡空港の補完空港としても、今後期待されている空港です。

 

 

佐賀空港からは乗り合いタクシーも多方面に出ており、鍋島さんにもとても手頃な料金でお伺いすることが可能です。
有明海をぐるりっと回りますが、30-40分ほど到着します。

九州佐賀空港 リムジンタクシー https://sagaap-limousinetaxi.com/

 

鍋島さんがあるのは、歴史的建造物が多数残る「肥前浜宿(ひぜんはましゅく)」。
「酒蔵(さがぐら)通り」と「茅葺(かやぶき)の町並み」で構成された、素敵な通りにひっそりと佇んでいます。2006年に国の「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、今では外国人の方も博多から足を伸ばして訪れる人気スポットです。

肥前浜宿 https://saga-kashima-kankou.com/feature/15755

 

 

 

 

 

 

前回は福岡空港からレンタカーを借りてお伺いしたのですが、今回は最寄りの佐賀空港を使ってみました。

と言うのも、出張と言いましても試飲と仕入という
それはそれはとても大切なお仕事があるもので、朝からアルコールがやむなく体内に入ってしまう、、、という、困った嬉しい事態になります。そのため、車移動を避ける必要がございました。

「えっ、試飲が目的で仕入は忘れていませんか?」 などとスタッフからは言われそうですが、
ちゃんとリピーター様からのリクエストがあった、希少なお酒も頂いて帰ります!

本当に、やむなく…なんです(笑)

私は鍋島さんのお酒が勿論大好きですが、鍋島さんの当主・飯盛社長をはじめ、料理長の西村さん、スタッフの皆さんの人柄が大好きでして!

 

 

右)飯盛社長 https://forbesjapan.com/articles/detail/63459
中)西村料理長 https://www.kiwamino.com/articles/interviews/17787

 

 

柔らかい物腰で、飾らず、でも力強く自信をもって鍋島のお酒を語る飯盛社長のお姿、そしてまだ出会った時は20代だった気鋭の料理人・西村さん。いつお伺いしても温かく迎えていただき、本当に嬉しい気持ちになります。

お酒の勉強ができ、大好きな鍋島さんの希少酒を結唯でご紹介できる嬉しさ、それは勿論ですが、皆さんにお会いすることで色々と悩みも飛び、心のリセットをしてまた頑張ろう!と思える、私にとって大切なパワースポットになっております。

飯盛社長も30年以上にわたり鍋島の発展と周知に腐心され、今のブランドを築かれております。蔵をご案内していただいたときは、そんなことまで…と本当に詳しく丁寧にご説明いただき、改めて鍋島の凄み、その仕込みにかける情熱に感動したのを今でも鮮明に憶えています。
私もついのめり込みたくさん質問をしてしまい、本来の蔵見学のお時間を大幅に超過し、夕食の開始時刻を過ぎても戻らない私たちを心配し蔵までお迎えに来て下さったことが今では懐かしい思い出です。

そして、料理長の西村さん。はじめてお会いした時はお互い20代でした。少し私のほうが歳が上ですが、はじめて彼の料理、提供を目にした時は驚愕でした。会話のセンス、所作、そして料理のテクニックと、本当にバランスが良く。てっきりお歳は30半ばから後半ぐらいかと思いましたが、まさかの20代で! なんて勢いがあるのだろう! でも私も負けてられないぞ!! なんて帰りの飛行機で考えていたことが思い出されます。3年の間に更に鍋島オーベルジュにて開花し、西村ワールドをしっかり構築されていて、再会が本当に嬉しかったです。

結唯は開業から14年、私も女将としてまだ4年、お話を聞く度にもっともっと前へ前へ、という気持ちが強くなります。最近やっと上への階段の入口の光が少し見えてきた気はしておりますが、時折点滅しては消えて、また点いての繰り返し。

諦めず、一つ一つ、一段一段ずつ丁寧に登っていきたいと思います。

 

 

 

いつもご贔屓にして頂いている、あのお客様。
奥様が日本酒好きでいつも会話が盛り上がるあのお客様。

皆様の喜ぶ笑顔を想像しながら、また新しいお酒を持って帰ります!

どうぞご夕食の際に、「鍋島行ったんでしょ?」「今回は何があるの??」とお声がけください。お気に入りの酒器とともに、チーム鍋島の皆さんの笑顔を思い出してニヤニヤしながら提供させていただきます。

動力はアルコールだとスタッフから疑われる女将

日本一高い納豆参上!

日本一高い納豆参上!
 
7月からの酷暑、皆様本当に体調管理にご苦労されていることと思います。流石に身体にこたえる暑さですね、、
旅館のスタッフも、「エアコンつけすぎで喉痛い…」「外の仕事でちょっと熱射病気味…」「暑さでボーとしてて柱に頭ぶつけた…」と日々色々な声が届きます。時折、なぜか「食べすぎて太った…」というポジティブな意見も聞こえてきますが(笑)
 
東京などと違い、結唯がある奥湯河原は標高250メートル、小田原方面から車で出勤してても、31℃→30℃→29℃と結唯に着く頃は温度が下がってきます。山と川面を抜ける薫風のお陰か、お客様からも「思ったより涼しいねぇ~」とお食事時に声をかけていただきます。
 
 

 
 
そのような中、最近よく「女将さんはなんで元気なんですか? 太らないし」「何食べてるの?」とのお声を、リピーターさん、業者さん、そしてスタッフからもいただきます。
なんて素敵な皆様でしょう!と素直に喜ぶと共に、ビールの飲み過ぎで「太らないし…」は最近少し無理があるなぁ…と寝る前の筋トレが日課になってはおります。それでも何とか体調を維持してます。
「何を食べてるか…?!」、多分皆様と大きな違いは、私『納豆』が好きなんです。それも周囲からは「異常!!」と言われるぐらい大好きでして。
 
 

 
 
スタッフからは、「納豆は3パックセットになったものを買っても、1回あたり1パックが普通ですよ! 女将さんのように1回3パックを一気に食べて、更に夜もまた食べるなんて聞いたことないですよ!!」と驚かれます。
 
そうなんです、私異常に納豆を食べているんです。それも毎日欠かさず3パック、、、 納豆を食べない日があると、逆に体調が悪くなるぐらいで、もはやアル中ならず、豆中です。
Amazonのカートに納豆キーホルダーがずっと入っているんですが、京都出身で納豆苦手の料理長を思い出して、ポチするのは遠慮してます。。
 
 

 
 
そんな、勝手に全国納豆振興会会長を自称する私が、以前よりずーと憧れていたKing of 納豆があるのです。あの納豆好きなキ◯タクも認めた、『二代目福治郎』さんが今回の主役です!!
検索エンジンのGoogleで「日本一高い納豆」と入れると、トップに出てくるのが秋田の、『二代目福治郎』さん! いまやメディアでも取り上げられることも増え、その美味しさにミシュラン三ツ星シェフもご贔屓にされるお品でございます。
 
 

 

 


 
 

旅館に入る前は、年に1度のセールで自分へのご褒美に買うぐらいで、なかなか普段使い出来るものでは無かったのですが、この度なんとご縁があり、「結唯さんで福治郎使っていただけませんか?」とお声がけいただきました。なんて嬉しい事でしょう! 直ぐに料理長にも相談して、朝食にご提供することにいたしました。
お客様からも「何この納豆?! うまっ!! どこで買えるの??」と朝から嬉しいお声をいただいております。
 
なぜ『二代目福治郎』さんの納豆が、これだけ豆の香りが深く美味しいのか、それは1回では語りきれないので、第二弾でお伝えいたします! まずはご来館時に、ご賞味くださいませ!

 
 

 

 

納豆愛が強すぎて車のナンバーが7100(なっとう)の女将

エスコンフィールドで野球観戦!(2)

前回お伝えした「エスコンフィールドで野球観戦(1)」、早速リピーターのお客様から「もう行ったの! 早いねぇー!!」のお声をいただきました。
 
WBCの後でもあり、やはり皆さん野球に興味があるんですね。
と思いきや、エスコンフィールドに至っては、どうも『野球観戦がメインでない方がかなり多い!』との情報が。
 
そうなんです、別名「ボールパーク」と呼ばれるエスコンは、野球観戦以外の施設が本当に充実しているんです。
 
あまり大きな声では言えませんが、「一塁と三塁、どちらがどちら?!」と、見終わるまで理解しきれなかった私でも、パーク内を歩いているだけでディズニーランドに来たみたいでウキウキしてきます。
 
それでは、キツネダンスにのってご紹介してまいります♪
 
 

 

 

 
 
まずは、レフトスタンド後方にそびえる5階建ての『タワー11』
 
1階には座席が完備され、3つの飲食店が入る「フードホール」、2階には飲食店とミュージアム、3階は世界初の球場内にある温泉&サウナ、4、5階にはフィールドが一望できる球場一体型ホテルと、ここだけで既に完結してます。球場にサウナとホテルとは、日本ではここだけでしょう。
 
 

 
 
廊下に描かれたホームベース。ベースボールの世界観にどっぷる浸れる、こんな演出もにくいですね!
 
そして、すっかりはまってしまった『七つ星横丁』
10店の専門店が、北海道を中心に、日本中の食を集めてます。それ以外にも19店の飲食店が2Fのコンコースに軒を連ね、必要以上に歩いて(呑んで食べて)しまいiPhoneの万歩計も2万歩に。
まさにモールのフードコートです。ここまで充実している球場も中々ないのではないでしょうか!? 野球観戦はさておき、すっかりお店で出来上がっている素敵なおじさま方もいらっしゃり、そちらの両チームの口防戦もスリル溢れるものでした(笑)
 
 

 
 
あまりの店舗の行列に、試合開始を見損なう方もいらっしゃるなど、オペレーションはまだまだ改善の余地がありそうですが、それでも人々の笑顔が溢れる球場内は、何とも言えぬ高揚感に包まれてます。
 
そうそう、外野席の裏側に「Wolt」のスタッフが待機しており、席まで商品と届けてくれるという、画期的なサービスがはじまってましたよ。これはいいですねー!
 
色々な仕掛けをふんだんに盛り込んだエスコンフィールドですが、ふと旅館におきかえて見ると、参考になるアイデアが沢山あります。
 
一棟貸しの離れが多い結唯は、デリバリーサービスとの連携がとれたら面白いな、とか。
◯◯フェアと称して、47都道府県別の料理コースを定期的に変えてご提供してみてはどうか、とか。
 
結唯の良さは、ビルのような建物でなく、ひっそりとした邑として存在していること。
1晩か2晩か…、まさに邑の住人になったように楽しめたら素敵だなと思いました。次の離れを作る時は、現在の主軸であるフルサービスでなくても、もっと自由度をあげた『邑人感』を演出してみるか?! と妄想が膨らみ、今後が楽しみになってきました。
 
そう言えば、エスコンと言えば駅までのアクセスが課題!と、開業時からニュースで見ておりましたもので、帰りに検証してまいりました。以前に比べればかなり良くなっているようですが、それでもタクシー待ちに30分以上! これでは高揚した気分も下がってしまう残念ポイントですね。
 
勉強のために、暫くタクシーやバス、それに伴うお客様の動きを見ていたのですが、どうもバスとタクシーが一つのプール内で交錯するのが原因のようで、空車タクシーの大渋滞がおきておりました。本来のタクシープール5台分に配車出来ず、1~2台つけては次へ、そしてその間にバスも通り抜け、とタクシーへの乗車及び発車に2-3倍の時間がかかっている模様です。(詳しい内容はこちらの方のURLでどうぞ)
 
折角の新築の球場、タクシーとバスのプールを別々に設計しておけば、相当改善しただろうに?と思いましたが、今から変更となるとまた大変な作業なんでしょうね。。やっと乗車したタクシーの運転手さんも、「ここは係の誘導も弱く、バスと導線を混ぜてるから本当つけずらくて」とおっしゃられてました。なんだか自分達の施設も、いつものタクシーの運転手さんに言われているのかなぁ、と頭の中でめぐりながら少々ドキドキして聞いておりましたが、いやぁ勿体ない!と思った次第です。
 
旅館を運営してますと、施設内でお客様がいかに快適に過ごせるか、を考えることも勿論大切なのですが、やはりチェックイン・チェックアウトのフローや、スタッフの導線を最短最小に整えるのが、滞在をより豊かな時間に出来る重要な要素だと考えております。ここで必要以上に時間がかかると、折角のいい思い出も残念ながら消えてしまいますよね。ぜひ滞在中に積み重なった温かい気持ちが冷める前に、お客様にはスムーズに帰路について頂けるよう、今一度フローを見直そうと今回のエスコンで勉強させて頂きました。
 
と、色々と書きながらも春の開業からまだ3ケ月ほど、新庄監督の采配や球場自体がエンターテイメント性に溢れているので、再訪したい気持ちが大きいです!
タクシープールに関しては球団関係者の方々のお知恵に期待してまいりましょう! 皆さんもエスコン、一度訪れてはいかがでしょうか?
 
 
売り子さんの名前を覚えてナンパしてる女将