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『イマーシブ・フォート東京』で没入体験!

西のUSJ、東のディズニー、富士山麓の絶叫系、長崎のオランダをイメージした街並み、日本には色々な楽しいテーマパークがあります。

 

実は、そんな新しいテーマパークが出来るとついつい出掛けてみたくなる女将です。

 

今回は、3月1日からスタートしたお台場の『イマーシブ・フォート東京』

https://immersivefort.com/)に行ってきました!

 

 

旧ヴィーナスフォートの建物と説明すると、「おぉ!」と反応される方が多いのではないでしょうか。ヴィーナスフォートの閉館等の大人の事情についてはWikipediaさんにお任せするとして、今回はその施設跡に、USJや最近では西武園などの再建で話題の「株式会社刀(https://katana-marketing.co.jp/)さんが作りこんだ、話題の没入型体験施設『イマーシブ・フォート東京』のお話です。

 

「没入型って何?!」とスタッフにも質問されましたが、一言で纏めると「映画やアニメ・ゲームの世界で目にする“ドラマティックな出来事”、それを“鑑賞者”ではなく“当事者”として体験する」施設です。

 

すみません、ホームページからの完全引用です(笑)。

 

詳しくはこちらでご覧くださいませ。

 

ANNニュース 『イマーシブ・フォート東京』で没入体験!

https://www.youtube.com/watch?v=MJ31pnZQQv0

その中でも目玉のシアターが、「The SHERLOCK(ザ・シャーロック」。

https://immersivefort.com/attractions/detail/?id=ov809i4f_f0p

 

19世紀ロンドンのベイカーストリートで始まる事件を、名探偵ホームズと一緒に解決するというお話です。

 

 

アトラクションと言うよりは、観劇です。それも椅子に座って見るのではなく、演者ととても近い距離で、一緒に事件を解決するように施設内を動き回り、没入していきます。

 

 

もともとヴィーナスフォート自体が、ラスベガスのカジノ「シーザーズ・パレス」内のショッピングモールをイメージした内装で、25年前に200億円をかけて作られた施設ですので、それは作りこみが凄いです! それをうまく活用してショー形式にしたのですが、今回のために作ったのではないか?と思うぐらい、すっかり没入してしまいました。

 

 

ショーの内容は、今後行かれる方のために詳細は控えますが、何よりも演者の方の立ち振る舞いに引き込まれます。私の好みはレストレード警部。声の張り、振る舞い、セリフのないシーンでの動き、そして大きな身体に超小顔! ダントツでした!!

その他にも酔っ払いの演技が秀逸な男性、綺麗なドレスの女性など、総勢40名以上の演者に引き込まれます。

 

まだオープンから2週間、これからブラッシュアップしていくことにより、もっともっと良くなるよう気がしますが、今までのアトラクションメインのテーマパークとは異なり、新鮮な体験でした。

 

 

大広場「ゴールデンプラザ」では、突如パーティーが開催されます。

没入と言うより、もはや巻き込まれ感満載です!

 

 

今回大変勉強になったのは、やはり一歩施設に踏み入れた瞬間からの “異空間の演出” 。

非現実感をハードはもとより、スタッフの振る舞い、トーク等でいかに作りこむか、が勝負だと感じました。

 

これは私どもの旅館も一緒。

 

都会の喧騒からエスケープされてきた皆様を、いかに奥湯河原の邑(むら)の世界へお連れするか。

便利に慣れ親しんだ皆さんに、決してご不便さは感じないようにしながらも、合理的、近代的過ぎない設えをご用意できるか。

輸送の発達で都内でも様々な鮮魚や山の幸がいただけますが、都内へ流通しない足が早い希少な食材を提供できるか。

課題は山積みです。

 

テーマパークはそんな私達のバイブルです。

 

以前ディズニーシーに行ったとき、ショーがはじまり照明が落ちた瞬間、草むらから

ニョキっとスピーカーが出てきて、ショーが終わり照明が点灯する前に隠れたときは、「そこまでやるか!」と驚きましたが、やっぱりそのような拘りの積み重ねが、唯一無二の世界観を作り出すのだと思います。

 

帰りに万歩計を見たら、なんと5,000歩を表示! 屋内施設で数時間でここまで歩くのもなかなかなく、ちょっと足がパンパンになりましたが、大変いい勉強になりました。

 

外れてた照明カバーを癖で直してしまう女将